目から鱗の馬券学

2019年8月19日 (月)

返し馬でほとんどの人が見落としていること

●返し馬でほとんどの人が見落としていること

 

関東のベテラン騎手の話。

「競馬場に来るお客さんは、パドックでは一生懸命、馬を見ているのに、返し馬をちゃんと見ている人は少ないね。もったいないよ」

 

なるほど、そういえば昔、今は調教師となっている元GI騎手は、本場馬入場したときに、腰を上げれば勝負!なんてことが,まことしやかに語られることがあったっけ。

 

「そんなんじゃないよ。オレが言いたいのは、パドックなんかよりは返し馬を見たほうが馬の調子はわかりやすいってことだよ」

 

そうか、期待したけど、そんなことか。ところで、返し馬は具体的にどこを見ればいいのか。先のベテラン騎手が続ける。

 

「まずは、馬場に入ってから、騎手が走らせるときの行きっぷりだね。この行きっぷりの善し悪しが好不調の一つの判断材料になるんだ。

そして、走りがスムーズであること。ゴツゴツしていないか、ギクシャクしていないかどうかでも、その時の体調がわかる。

ダク(並脚)からキャンター(速歩)に移る時もスムーズに脚が出ているかどうかもポイントになる」

 

当たり前のことのようで、あまり新しい発見はないようだが・・・・・・。

 

「ここからが重要なんだ。ほとんど人は馬の止め際を見ていないんじゃんないか。向こう正面で見えにくかったり、チョコチョコっと見ただけで馬券を買いに行ってしまうんだろうな。

馬の止め際は、ガタガタしないこと。そうだなあ、車でブレーキをかけたとき、ガクンガクンとなるときがあるだろう。あんな状態はダメ。スーッと反動なく止められるのが体調のいい証拠なんだ」

 

そうはいっても、肉眼で見てもなかなか分かりにくい。乗っている人だからこそ、ハッキリと分かることなんだろうけど・・・。何度も見て、見る目を鍛えるしかないのかもしれない。
さらに話は続く。

 

「新馬戦なんか、ある程度集団で返し馬をするパターンが多いんだけど、こんなときに頭を上げたり、他の馬に寄られると逃げたり暴れたりする馬がいる。気性的に問題があったり集中力が欠けている馬だ。予想をするときのヒントになると思うよ」

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2019年7月 2日 (火)

新馬戦、未勝利戦のコメント この言葉があったら勝負!

●新馬戦、未勝利戦のコメント この言葉があったら勝負

 

コメントの判断は難しい。

 

「勝つ」

「負ける」

「ダメ」

「これで負けたら坊主になる」

「負けたら針千本飲む」

「これで勝ったら裸で逆立ちしてねり歩く」

 

なんてハッキリ言ってくれれば分かりやすい(言うか!そんなこと)のだが、現実はそうではない。

しかし、コメントの言葉の一語一語を読んで判断すれば、先の騎手が教えてくれたように、おおよその勝負の目安はわかる。

新聞のコメントを読んでいると、パターン化された言葉がたくさん登場することに気がつく。そのような言葉には、ある種のメッセージが込められているといっていい。

特に新馬戦、未勝利戦でよく見かける言葉に

「ソエを痛がっている」とか「まだソエ気味なんでね」というのがある。このコメントが出ていた場合は、人気にかかわらず馬券は消しである。

このソエというのは「管骨瘤(かんこつりゅう)のことで、俗に「向こうツネ」と言われている。若駒で、まだ完全に脚元が固まっていないときに出る症状だ。一昔前には、ソエが出る馬は走ると言われ、赤飯を炊いて祝ったという。ソエが出ていると(人間でいうスネの部分がパンと張った状態)、下が堅い芝では、とくに脚に響いて痛いため、ダートのレースを使う傾向にある。ソエを気にしていた馬が一転「ソエが、すっかり良くなった」というコメントになれば、前走の成績は度外視して狙ってい。

これはほんの一例である。その他にも新馬戦や未勝利戦で、買いか消しの判断の目安となるコメントがあるので挙げておこう。

 

●買いのコメント

「気性が素直」

「気が良い馬」

「スタートが速い」

「時計を詰めている」

「調教の本数を重ねている」

 

 

●消しのコメント

「追い切りの本数が足りないが、素質があるので」

「今週の動きが良く(その前は平凡だが)」

「乗り不足」

「ゲートに問題が」

「太目残り」

「時計が平凡」

「時計が詰まっていない」

「気が悪い」

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(こんな騎手(オレ)買ってる奴の顔が見たい!より抜粋)

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2019年6月12日 (水)

減量騎手の減量は、どれだけレースに有利か

●減量騎手の減量は、どれだけレースに有利なのか

現在、中央競馬の騎手の減量の特典は、

見習騎手の減量記号
区分 勝利度数 減ずる重量
男性騎手 30回以下 3キログラム
31回以上50回以下 2キログラム
51回以上100回以下 1キログラム
女性騎手 50回以下 4キログラム
51回以上100回以下 3キログラム

 

見習騎手以外の騎手の減量記号
区分 減ずる重量
男性騎手 なし なし
女性騎手 2キログラム

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この特典の効果、つまり減量騎手の起用の効果が出るのはどういうときか。
あるベテラン騎手はこう説明する。

「減量が効くのは断然ダート。人間に赤ん坊を背負わせてダートと芝を走らせたらどっちがつらい?ダートに決まっているだろ。それだけダートでは負担重量の影響を受けるっていうこと。芝は馬の絶対能力だから、あんまり減量の効果はないんじゃないかな」

つまりダートは時計が掛かり力を要する分、背負う負担重量が少ないほど有利になるが、スピードを主とする芝のレースでは、減量特典くらいの負担重量の差はあまり関係ないということだ。
現に芝の場合、ハンデ戦で、50~57キロの斤量差があったとしても、軽ハンデ馬が勝つケースはそれほど多くない。
ただし、これは芝が軽い良馬場の場合。重・不良となると、減量の効果は生きてくる。雨が激しく降っているときなどは、雨水が勝負服などに染み込み、さらに斤量が増えるという現象が起こるため、減量効果はさらにアップすることになる。

(中略)

減量の特典がある新人騎手にとっては、この期間こそが自分をアピールするチャンスである。逆に言えば、この時期でダメなら、騎手としての将来は暗澹(あんたん)としたものとなる。もっとも新人賞を取って幸先のいいスタートを切った騎手でも、減量の特典がとれたらと途端に、乗り数、勝ち鞍が激減して、ただの騎手になったというケースがたくさんある。一流騎手への道は厳しいのである。

(中略)

減量騎手の乗り替わりを勝負と考えるのは、次のような条件をチェックする必要があるということである。

1)その馬がある程度成績を残していること。

2)過去に人気になっていた馬であること。

3)デビュー戦にリーディング上位の騎手が乗っていたこと。

4)コメントに減量騎手起用の理由があること。

5)ダートのレースであること。

なお、減量騎手の乗り替わりで注目したいのが障害レースの平地戦。たとえば、通常、障害の負担重量は、牡_4歳上で60キロだが、減量騎手の▲ならば57キロと3キロ軽減される特典がある。

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2019年6月 5日 (水)

敵はオッズ板にあり

敵はオッズ板にあり 横手礼一(「勝負レースとはなにか?」より抜粋)

(中略)

次のステップは、本章の最大のテーマである。ひょっとすると、多くの競馬ファンにとって永遠のテーマかもしれない。つまり、

勝負レースとはなにかどこで大きく賭けるべきなのか

多くの人は、勝負レースとは当たる自信のあるレースだと思っているのではないだろうか。当たる自信があればあるほど勝負度は高くなり、購入金額も大きくするべきだ。

私の考えで言えば、この定義は間違っている。少なくとも、これは馬券で勝つ確率を高めるための戦術ではない。ベクトル的にはむしろ、その反対方向を向く可能性すらある。

シンプルに考えよう。勝負とはなにか?勝負とは勝者と敗者を決めることだ。

敗者になるリスクを引き受けて戦いに挑むことで、初めて勝者になるチャンスが与えられる。もちろんリスクはできるだけ低減させる必要はあるが、まったくリスクのない勝負はありえない。そんな条件では反対側に賭ける人間が現れないから、勝負が成立しない。

「当てたい」という気持ちの裏には、リスクをなんとしても避けようとする感情が隠れている。外れを怖れるあまり押さえ馬券を何点も買う、などという行為は、その最たるものだ。当てることは勝つために必要条件だが、当たりを追求するあまり必要以上にリスクを怖れると、どんどん勝ち目の薄い戦いへと導かれていく。

勝負の裏側にはリスクがあり、勝者の陰には敗者がいる。言葉にすると当たり前に見えるが、それを常に意識して馬券を買っている人は多くはいないだろう。

孫子の兵法に「敵を知り己を知れば、百戦すれども危うからず」とあるのは皆さんご存知の通り。「危うからず」、すなわちリスクを減らすためには、敵を知り、己を知ればそれで十分だ。そう孫子は言っている。

それでは、敵とは一体なんだろうか。敵とは「競馬」とか「レース」とか抽象的なものでなければ、この場合「JRA」や「控除率」でもない。あなたが打ち負かすべき敵とは他の馬券購入者のこと。それ以外に誰もいない。

「他の馬券購入者」なんて、また漠然としたことを…、と思われたかもしれないが、そんなことはない。敵の実態がすべて詳細されたデータがある。しかもそれはリアルタイムで更新されている。オッズだ。

敵のレースに対する考え方は、すべてオッズに表れている。敵の考え=オッズを読んで、自分の考えと照らし合わせてみて、配当が美味しいと思えるところみつける。これが敵を知るということだ。

だから、いくら当たる自信があっても、オッズに見合わないような時には勝負してはならない。自信があるつもりでいても、しばしば予想段階の見落としがあったり、不確定要素に邪魔をされたりして、想定外の結果に終わるのが競馬というものだ。「自信があるから」といって、安い配当に金額を上げて張り込むのが一番危険だ。取り返すのが困難なダメージを喰らうのはこういうときである。

じつは、前述の孫子の言葉には続きがある。「敵を知らずして己を知れば、一たび勝ちて一たび負く。敵を知らず己を知らざれば、戦うごとに必ず敗る」となっている。

後段については説明不要だろう。前段の「敵を知らずして己を知れば」とは、自信があるけれど配当が安いレースに高い金額をかけるような買い方のことだ。オッズが低いのは、敵も同じ結論に至っているからである。そこは敵を打ち負かすのに適した場所ではない。つまり勝負レースにするべきではない。

敵=オッズを考慮せずに自分の自信だけを頼りに馬券を買っていたのでは、勝ったり負けたりがせいぜいだ。最後は控除率の壁の前に消耗を強いられて終わる。

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2019年5月 7日 (火)

馬体重の嘘

 

 

馬体重の嘘 小倉の馬券師T

(中略)

あなたは休み明けの”馬体重”に、どれくらい注目しているでしょうか?
もし。。。。

『+10キロだから太め残りかな…』

ぐらいにしか考えていないとしたら、今すぐ考えを改めて方がいいかもしれません。なぜなら、休み明けで一番重要なキーポイントは馬体重だからです。危ない休み明けの馬に手を出して不利益を被るのか、それとも休み明けの馬をドル箱に変えるかどうかは、この馬体重の見極めにかかっていると言っても過言ではありません。ポイントは2つ。それは、

1)今回の馬体重の増減が+10キロ以上かどうか

2)その馬が480キロを超える大型馬かどうか


という2点です。つまり結論から言うと、休み明けはデカイ馬と太った馬を買えという事になります。こんなことを言うと中には疑問を持たれる方もいるでしょう。しかし、私は最初に言いましたよね?競馬は大多数と同じように考えている限り勝ち目はない、人の行く裏に道あり花の山だと。まずは表のデータをご覧下さい。


馬体重 単勝 複勝 総数
439以下 73% 73% 2187
440-459 79% 80% 4965
460-479 78% 80% 7671
480-499 92% 86% 6996
500以上 92% 89% 9257


ご覧の通り、休み明けでは馬体重が前走と比較して増えれば増えるほど回収率は高くなる傾向にあります。+20キロ以上の馬などはそれだけで単勝回収率が100%を超えています。

しかし、なぜこのような傾向になるのでしょうか?馬体重が増えれば何かいい事でもあるのでしょうか?はっきり言っておきます。いい事など何ひとつありません。馬体重が+20キロの馬なんて普通に考えれば太目残りんお可能性大でしょう。それでも回収率が一番高いところに競馬で勝つヒントが隠されているのです。

ここで皆さんによく考えて欲しい事があります。それは、

”競馬で勝つとはどういうことか?

ということです。

「いまさら何を言ってるんだ… 」もしかするとそう思われたかもしれません。
でも、この”軸”をしっかりと理解していなければ、世の中に氾濫する様々な情報に振り回され踊らされて、結局いつまで経っても競馬で勝つことはできません。

あなたの大切なお金は湯水のごとく蒸発していき、気がつけば跡形もなく消え去ってしまうことでしょう。ですからそうならない為にもこのポイントだけはしっかりと押さえておいて欲しいのです。

では、競馬で勝つとはどういうことか?御幣を恐れずに言うとそれは、

「馬券を的中させること」



「万馬券を取ること」

などではありません。

競馬で勝つ。その本質は…

”いかに世間から過小評価されている馬を買い続けることができるか”

ズバリ、この1点なのです。例えば、さきほど示した休み明け馬体重のデータにしてもそう。

”大幅に馬体重が増えて、明らかな太目残り”

このような普通なら競走馬にとってマイナスの要素でさえ、それが本来の価値以上に評価を落とすことになれば、回収率は上がることになります。

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2019年3月18日 (月)

紙面上のコメントは ”改ざん”されたものである

●紙面上のコメントは ”改ざん”されたものである 大谷内泰久

(中略)
関係者のコメントが正しく紙面に反映されているかも大きな問題だ。これは、実際に自分が競馬専門紙で働いて分かったことだが、コメントが文字として紙面に載るまでには、いくつもの過程を踏んでいる―――

まず、「聞き屋」(関係者から話を聞く担当のトラックマン)がコメントを取り、それを文章に直すのだが、第一段階からして怪しい。人の話を文字にして正確に伝えるのは難しい。”話し言葉”と”書き言葉”でニュアンスも微妙にズレてしまう。

次に「聞き屋」から回ってきた文章化されたコメントを「編集」が手直しするという作業が入る。これは新聞各社によって違うのだが、「聞き屋」は文章を書くプロではないことが多く、きちんとした新聞を作るために「編集」を通さなければならない。コメントが日本語的に、文章的におかしくないかが確認され、手直しされることが多い。また話が変化する。

最後に「編集」が文章として完成されたコメントが、今度は「校正」に回される。
校正は、基本的には文字の間違いがないかをチェックする部署なのだが、コメントが、

「2文字だけ4行目に飛び出している」

場合など、3行目の下までで収めた方が見栄えが良いため、文字を削ることがある。分かりやすく実例で―――

〇〇〇師―攻めを強化して、少し
絞れてきた。好勝負になると思う
よ。

少し、3行目に飛び出しているから、何かを削りたい。しかたがなく、「少し」を取ったり、「と思うよ」を取ったりするわけだ。

〇〇〇師―攻めを強化して、絞れ
てきた。好勝負になると思うよ。

〇〇〇師―攻めを強化して、少し
絞れてきた。好勝負になる。。。

そうすることによって、読み手が受ける印象全く違ってきてしまう。
怖いことだが、これが現実。

関係者の言わんとしていることを正確に伝えるという新聞社が、本来的に果たすべき義務が後ろに追いやられ、レイアウトの都合などで、話が変えられてしまうのである。”改ざん”と言ってレベルのものまで、あると思って間違いない。

これを馬券戦略に活かせるといういい話ではないのだが、知っておくべきだと思う。

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20151129ny

2019年1月23日 (水)

馬場読みの習慣で儲かるレースを見抜く

●馬場読みの習慣で儲かるレースを見抜く 馬場虎太郎

前日までの馬場重要状態はもちろん重要ですが、近年のJRAの馬場根造りでは2日続けて同じコンディションではないケースも増えています。
馬場の乾き方や競馬場の路盤の特性などを知った上で、馬場の傾向を予測することが重要です。
例えば、2017年の春の中山開催は、土曜日は外伸び、日曜は内伸び、という真逆のトラックバイアスが発生しやすい状況でした。これは週中の雨や散水が影響しています。これは、中山競馬場の水捌けにムラがあることと密接な関係があるのです。これを「先週の日曜は内が良かった」と判断する人は、まず馬券で負けます。
(中略)
3月19日の開催は、週中の火曜まで雨が降っていました。その後水曜以降は晴れたのですが、中山の芝は元々水捌けが悪い路盤。2014年の末の開催からは路盤が改修されて、3コーナーあたりからの水捌けだけが良くなっています。そのため「完全には乾かない馬場コンディション」の場合、外枠や差しが有利になりやすいのです。

 ― なるほど。月曜開催だった20日は内が伸びる馬場に変わりましたが?

そうですね。20日は路盤が完全に乾いたので、ロスなく内を通る馬が有利なトラックバイアスになりました。

 ― こうして馬場さんの話を聞くと「中山は路盤の水分の抜け方」で、発生な枠、脚質が発生するメカニズムになっていることが理解できますね。

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S20150313

2019年1月 9日 (水)

凍結防止剤

☆凍結防止剤が与える影響

予想をする上で、あまり気にしない人も多い??…ってか、気にするのはマニアだけ?一般的には、凍結防止剤を撒かれると

「時計が掛かるようになる」

というのが、通説のようですが、必ずしもそうでもないようなンす。

馬場造園課長 矢島氏の話。

…(中略)含水量によって状態が変わるという印象は持っています。凍結防止剤は、ダートの中の水分に反応して効果を発揮するので、保水性があるんです。そのため防止剤が入ると、ある程度、湿り気を保ちやすくなります。ですから、ジワッと湿っているような時なら、脚抜きが良くなって走りやすくなる事がある。逆に、不良馬場のような水量が増えている際に防止剤が入ると粘り気が増して、脚が多少抜きにくくなる事もあるのかなと思いますね」(「馬場のすべて教えます」 サラブレッド血統センターより抜粋)

「時計がかかるようになる」

といいつつ、時に、速くなることもある。実は、馬場適性に重きを置いた予想をする人は、この矛盾を経験しつつも結構スルーしてることが多いように思います。

通常、ダートにおいては、含水量が増えれれば、脚抜きが良くなり時計が速くなるのに、凍結防止剤を投入されると、その働きが「逆」になることがある。。。。

これって、なんか面白いですよね=☆

2017年6月14日 (水)

2人気とのオッズ差が大きい ”1強パターン”の1人気はむしろ危険

■2人気とのオッズ差が大きい ”1強パターン”の1人気はむしろ危険!! 伊吹雅也

基本と呼べるほど広く知られたものではありませんが、単勝1人気馬に対する理解を深める上で是非知っておいてほしい傾向をここでひとつ紹介しておきましょう。

今、あなたは単勝1人気馬の単勝で勝負しようと考えています。候補となるレースはAとBの2つ。AもBも1人気馬の単勝オッズは、2.5倍で、締め切りを迎えても大きな差はつきそうにありません。ただし、2人気馬の単勝オッズは、レースAが3.5倍、レースBが6.0倍でした。

さて、あたはどちらの単勝1人気馬で勝負するべきでしょうか?

…こう聞くと、おそらくレースAよりもレースBを選ぶ方の方が多いのではないかと思います。支持率や実力が同等であれば、自身とそれほど変わらない支持を集めたライバルがいる単勝1人気馬(=レースA)より、アタマひとつ抜けた形になっている単勝1人気馬(=レースB)の方が勝ちやすそう。言い換えれば「単勝2人気馬のオッズ差(支持率差)は大きければ大きいほどいい」と考えるのが自然なのです。

しかし、実際に過去3年にデータを分析してみたところ、ほぼ真逆と言っていい傾向が出ていました。単勝オッズが2倍台だった1人気馬の成績を見ると、2人気馬の単勝オッズが3倍台だったレースは、勝率25.3%、連対率43.9%。一方、2人気馬の単勝オッズが5倍以上だったレースは勝率23.8%、連対率40.9%と、明らかに好走率が落ちています。それ他のオッズ帯を見ても、概ね「単勝2人気のオッズが大きいほど単勝1人気馬の好走率が落ちる」という傾向なのです。

よくよく考えてみると、2人気馬が1人気馬と差のない支持を集めているということは、3人気以下の実力がさらに一枚見劣りするということ。1人気馬の立場で考えてみると、2人気馬さえ負かせば勝利が見えてくるわけで、比較的楽な状況と言えるでしょう。しかし、2人気馬の支持率が低いということは、2人気馬と同等の実力を持つ馬が何頭かいるわけで、2人気馬を含む ”次位グループ”にライバルとしてマークすべき馬が複数存在しているということになります。自身と次位グループの差はそれなりに大きくても、負かすべき馬が増えてしまう分、次位グループのどれかに不覚を取る可能性が微妙に増えてしまうのかもしれません。

オッズが同水準の単勝1人気馬を比較するなら、単勝2人気馬との差が小さい方を選ぶべし――。

このセオリーは一般的なイメージの逆を突いているはずなので、心掛けておけば大きな武器になるでしょう。

2015年4月24日 (金)

ラップで分かる馬の基礎能力

●ラップで分かる馬の基礎能力 血統スナイパー 境和樹

(最強の法則12月号より抜粋)

格馬の分析の際に必要な要素は何か?境に尋ねてみた。

「まずはレース映像を見返すようにしてみてください、と強く申し上げておきたいですね。そこでレースの印象をメモしてみる。これは非常に大切なことです」

レースVTRを見ることで分かってくることもあるという。しかも、見るべきポイントは、ペースアップ地点と最後の直線ゴール前数十メートルでいいという。

「この2箇所が競走馬にとって一番辛い箇所だからです。先行している馬もスパートをかけるタイミングを計っているところだし、後方からの馬は、どこかで動き出すタイミングを見計らっているところ。トップスピードに乗せようとしているタイミングです。
また、最後に直線のちょっと手前は、どの馬も脚が上がっているところで、最後の脚を振り絞っている状態。この2箇所、つまり、もっとも苦しいところでスムーズに動けている馬は、それだけで価値が高い。最初は数字を確認しなくていいのでメモを取ってくとイイでしょう」

続いてラップの話。

「レースの上がり3Fを見てください。そこを見るだけで、だいたいの価値は分かりますよ。誤解を恐れないで思い切っていえば、上がり3Fでどれだけの脚を使ったか、そこに競走馬の価値は半分以上集約されているといっていいでしょう」

(中略)

ちなみに注目したい上がり3Fのタップ推移をひとつ指摘しておくと、

「ラスト3F目から2F目にかけて急速にラップライムが上がり、最後の上がり2Fに比べて少し時計が掛かっているものの、ラスト3F目のラップを上回っている」

というものです。具体的には上がり3Fの推移が、

11.8-11.0-11.4

みたいなレースですね。一気に加速して最後苦しくなっても急失速していないことがラップから分かります。あくまでひとつの形ですが、覚えておくと目に留まるレースが増えるかも知れませんね。

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