目から鱗の馬券学

2020年11月17日 (火)

走法の種類

【走法の種類】

 

☆ピッチ走法の馬
 前肢をたたまずに前後に振り子運動のように振り出して走るのが特徴。一定のスピードを維持するのに長けていて、ペースが前半から速くて後半バテていく流れでは非常にしぶとい粘りを発揮する。反面、回りのペースに合わせて速度を落としたり、再加速するのが不向きなので、緩急がつく流れだとただのジリ脚の馬になることが多いし、当然、距離にも融通が利かない。1000~1200mの短距離馬には非常に多いタイプでマイラーにも数多く存在する。中距離馬だとサイレントセイバーなどが代表的でテンから終いまで速いペースで流れて最後他馬がバテたところを持続力で浮上してくるタイプだ。

 

 

 

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☆ストライド走法の馬
 前肢を掻いたあとに折りたたんで前方に振り出すのが特徴で中長距離馬に多く見られる一般的な走法。基本的にはペースに合わせて減速・加速することが得意。綺麗に無駄の無い振り出しの馬ほど軽くて速い芝でスピードが出やすい。短距離の差し馬などもこのタイプもいて代表例だとタカラサイレンスなどがそれ。持続力ではピッチ走法の馬に劣っているのでテンから終いまで止まらない流れだと辛いが、少し時計が掛かって道中一度ペースが落ち着き、溜めてのキレが問われるシーンでは持ち味が活きることになる。また前方に振り出すときに前膝を上げる感じで掻きこむ馬もいる。掻きこむストライドと呼んでいるが、代表的なのはジョウテンブレーヴなどがそれ。馬場が荒れたり渋ったりした場合に強いが、馬場が軽く極端な上がり勝負だとアクションが大きい分キレ負けすることも多い。

 

2020年11月 5日 (木)

馬場と時計的な判断による得意・不得意

【馬場と時計的な判断による得意・不得意】

 

 HPの冒頭では「時計のみによる馬の能力比較の無意味さ」ということを書いたが、イコール、時計を見なくていいということじゃない。過去の時計を見てこそ読み取れることがある。ただレコードを出した馬が強いという見方が嘘ということ。私なりに解釈するなら「レコードを出せる馬場状況では強い馬」ということになる。裏を返せば時計が出ない「荒れた芝」や「深くて重いダート」では、その馬は果たして強いのか?ということだ。その馬がどういう状況で強いのかはその馬場状況にもかなり左右されるものである。ここで対照的な2頭を挙げてみよう。ヘイアンエルドラドとオイワケダイモンがそれ。
 ともに中山ダート1800mを1000万下で勝ったが、それぞれ状況には大きな差がある。ヘイアンエルドラドは新潟での1:52:8で2着というのが過去の最高タイム。02年の新潟は砂が浅くて軽く時計が速かった。その後中山で連勝したのはともに不良のダート。時計は1:53.8と1:52.9。水が浮いて脚抜きが良くて速いダートは得意という傾向がそのまま出ている。が、その間に一度惨敗したのが白井特別で11着。時計は1:55.9だった。ヘイアンエルドラドの体型は薄身で脚長、決してゴツいタイプの馬じゃない。そのため馬力は求められても困る。軽い蹴りでスピードを得られ、長い脚で高いスピードを維持することでこういう時計に対応できるということだ。新潟が得意だったのも馬場自体が浅く、硬かったからということ。

 

 さて、その白井特別を勝ったのがオイワケダイモン。この時の1:54.0はこの馬の最高タイムでのもの。次走の利根川特別は稍重になってしまって3着(1:54.8)。その次のアプローズ賞は良馬場で1着(1:54.6)。そして昇級の2002フェアウェルSは3番人気に押されながらの11着(1:54.5)だった。つまりこの馬が走れる条件設定というのは時計の掛かる重い状況が合っているということ。上がりに対応できるのも38秒台後半がやっとだろう。体型的には骨太で胴長、ゴツい部類に入る。そのため大トビで脚を回すのが遅い。そのため重い砂で上がりが掛かる「バテあい」というシーンで生き残っていく形が理想な訳だ。

 

 こういうことが分かってくると、この2頭のどちらが強いかという物差しはあまりにも無意味ということが分かる。ヘイアンエルドラドはレコードが出そうな速くて軽く脚抜きの良いダートで強い馬であり、オイワケダイモンは重くて脚抜きが悪く時計が掛かるダートで強い馬なのだから2頭が両立する方が難しい。2/8に行われた金蹄Sでは両馬が1枠で並んで出走したが、ヘイアンエルドラドは軽い馬場で5着(ただし展開がスローで間に合わない)。オイワケダイモンはスローを先行しながら脚の遅さを露呈して8着という結果だった。

 

 こういうことはダートの1200mでもあるし、芝のレースでも同様の事象が起きる。スピード優先の馬、パワー優先の馬、その時の馬場状況と展開(バテあいなのか、決め手勝負なのか)で選択する馬も変わってくる。新PDF新聞などでも「ダ重い○」「時計速○」「脚抜良ダ○」「渋馬場×」「芝軽い×」「荒馬場○」などが書いてあるがそれぞれの馬の特徴づけの特記事項である。各馬がそれぞれ走った当時の状況とそのレースでは何が求められていたのか?そして今回の馬場をしっかり観察して、そのレースではどんな流れになって、直線何が求められるのか?を頭の中で具体的にイメージできるかどうかが予想の決め手になってくる。そう、大事なのはイメージ。これから起こるレースをしっかりイメージできればそれは当たりに近づけるし、イメージできないレースはやはり難しいということだ。

 

2020年10月28日 (水)

●常に長期的に考えろ

●常に長期的に考えろ   小倉の馬券師T

 

(前略)
考えてみてほしい。1人気で33%程度の的中率なのだ。勝つためには1人気ばかり狙う訳にもいかないので、的中率はさらに下がる。具体的に言えば『15~20%』ぐらいがリアルな数字。私たちは、この確率というものをよく理解した上で、馬券を買う必要がある。
(中略)
≪変な表現になりますけど、的中率というのは上げすぎちゃいけないと思うんですよ。例えば穴を狙っているんであれば15%くらいの的中率で丁度いい。的中率が30%あるのにお金がない・・・とか言ってる人は一生負け組になってしまう恐れがあると思います。それは即ち。勝てる買い方をしていないわけですから。≫
※2015年競馬王5月号 双馬毅氏のコラムより

 

我々としては、的中率、回収率ともに高いに越したことない。だが、実際のところ、的中率と回収率は相反する部分があり、この2つは並び立たない。(中略)もし、あなたが、1年、2年という長いスパンでプラス収支を目指すのであれば…ある程度、的中率を”犠牲”にする必要がある。眼前の小判(=目先の利益)にとらわれず、長期的な視野に立って過小評価された馬を狙い続ける必要があるのだ。

長期的な予想と短期的な予想の違い

(目先の利益を得るために)馬券を当てに行く買い方と、長期的にプラス収支を目指す買い方は、まるで異なる。前者は文字通り、そのレースを的中させることに主眼を置いた買い方だ。主に人気馬から馬券を買い、なるべく毎レース、毎レースのリターンを望む。短期的な結果のみを追い求めた買い方だ。

一方の『長期的にプラスにする買い方』は、短期的な結果に一喜一憂しない。負けも勝ちの一部であることを知り、あくまで長期でのプラスを目指す。「そのレースでオレは外してもいい」「長期で儲かればそれでいい」という心構えで馬券を買う。短期手には”出血”することさえ、いとわない。大局的な視野に立ったスタンスだ。そして誰もが注目する人気馬には目をくれず、不当に人気を落としている馬、過小評価されている馬(つまり穴でない穴)に期待をかける。

私の場合、「このレースで絶対当てるぞ」と意気込んだりしない。むしろ、『負ける前提』で勝負している。そして「10回のうち、2~3回当てれば良し」ぐらいに考えている。このくらい、心にゆとりを持って勝負しなければ、トータルプラス収支を達成することは難しい。(近視眼的に)目先の利益ばかり追い求めれば、結局、長期ではマイナス収支の憂き目を見ることになる。

木ではなく森を見る。森全体を眺めるように、1年のスパンをひとつの塊として捉えることが大切だ。

 

 

 

 

 

2020年10月14日 (水)

新聞ではわからない「不利」と「脚色」

●新聞ではわからない「不利」と「脚色」  スガダイ

 

レースVTRを確認するとき、僕が必ずチェックするのは、

 

道中の不利

 

勝負どころでの脚色(手ごたえ)

 

この2点です。
競馬に道中の不利はつきもの。スタートで出遅れる、道中挟まれる、直線で前がカベになる…。競馬がセパレートコースではなくオープンコースで行われている以上、必ずと言っていいほど不利は発生します。
いちおう、競馬新聞にも不利があったことが記されています。通過順位が丸囲みで表記されていたり、短評欄に「直線不利」や「出遅れ」などと書かれていたり。しかし、同じ1馬身の出遅れでもレース結果を決める出遅れもあれば、結果に関係のない出遅れもあります。直線で挟まれたといっても、挟まれることにより大きく着順を落とす馬もいれば、すでに脚が上がっていて不利がなくとも同じ着順であった馬もいる。新聞だけで、不利がレース結果を左右するものだったか、ほとんど関係のないものなのかを把握するのは難しい。(中略)

 

脚色(余力)は数字で出ない部分なので、目で確認するしかありません。
上り33秒台の末脚で追い込んだといっても、最後までしっかり伸びている馬と、伸びて一杯になっている馬では、価値が違います。最後まで、しっかり伸びている馬は、まだ余力がありそうですが、伸びて一杯の馬は余力なしと判断できます。基本的に次走以降で狙いが立つのは余力がある馬で、逆に伸びて一杯の馬が次走で人気を背負うようであれば軽視した方がいい。(中略)

 

また、勝負どころというのは、直線だけではありません。3~4コーナーのレースが動き出すポイントの動きも確認しておきたい。騎手がガッチリと手綱を抑えながらも勢い4コーナーを回ってこられる馬は手ごたえがある。逆に押っつけどおしの馬は手ごたえがない。
4コーナーを手ごたえ良く回ってきた馬が負けることもありますし、押っつけどおしの馬が勝つこともあります。が、このような例はペースに恵まれているケースが多い。手ごたえの良かった馬はペースが向くようであれば、次走以降で狙いやすい。逆に押っつけどおしの馬は次走以降は疑ってかかるべきでしょう。

 

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私の場合。。。
レースというもの「展開(流れ)」というものがあります。それは前が有利だったり後ろが有利だったり。主要因としては、ペースとか馬場によって起こることですが、その「流れ」に、いかに『逆らって』走っているか、という点を重視して見ています。

先行馬が苦しくなって、差し馬が台頭してくる。

このような場合で、どれだけ先行して頑張ったか?一見すると「当たり前」のことだろ?と思われるかも知れませんが、その負け方(先行馬のタレ方)の善し悪しを振り分けるがミソ。

差し馬勢に関しても(流れ)があるので、「差して伸びてくることは当たり前」という感覚で、それでも『この馬の伸びは出色』ならば評価し、「何となく伸びてきた馬」は、あんま評価しません。さらに、本来は「もっと伸びなきゃいけない」のに、そんなに伸びない馬とか、「押っつけとおし」の馬とかは、悪い材料として、チェックするようにしています。

また、上記の内容と被るところもあるンだけど、走法的に「掻き込み度が大きい」馬は、どうしても上りに問題がありジリっぽくなってしまうので、勝ちきれない人気馬としてストックしています。

 

 

 

2020年10月 7日 (水)

距離短縮・距離延長の狙い目は次走

■距離短縮・距離延長の狙い目は次走    競馬のツボ 安東裕章

 

距離短縮と距離延長。それによって馬の走りが一変することがある。
しかし、距離を変えてきた馬が、そのレースで、どのような走りをするかを極めて困難だ。もとより、距離変更というのは、多くの場合、その馬の距離適性を模索しながら行うものである。馬の一番身近にいる調教師でさえ半信半疑なのだから、我々がそれ以上の確信を持てるわけがない。
そこで、ここでは、距離短縮、あるいは延長を試みたレースの結果から、その馬の次走の狙い方を考えてみたい。

 

①距離短縮で好走した差し・追込馬が次走も同条件に出たら ”買い”

 

これが最も基本的なパターン。距離短縮の成功例である。
それまでの距離では折り合いを欠いて序盤から掛かりっぱなしだった差し馬が、距離短縮でペースが速くなることによって、スムースに流れに乗るようになり、それまで以上の末脚を発揮できるようになる。

 

最大のメリットは馬自身が苦しくなくなること。

 

鞍上が無理に抑える必要もなくなり、速いペースに集中することで他馬に対してムキにならなくなるため、レースでの消耗がそれまでのより激減する。

 

このタイプが次走も同じ条件に出てきたら再び好走する確率が高い。
距離を戻す場合でも、1600Mから1200Mに短縮した後、1400Mを使って再び1600Mに戻すといったやり方ならば無理はかからない。

 

②距離短縮で好走した逃げ・先行馬が間隔を空けずに出てきたら ”消し”

 

距離が保たずに最後は止まってしまっていた逃げ・先行馬が、距離短縮によってスピードだけで一気に押し切ってしまうパターンが多い。
好走には違いないが、それまで経験したことのないハイペースをその馬自身が作るレースになるため消耗はかなり激しい。

 

このタイプが間隔を空けずに出てくる場合は疲れが残ってることが多い。ちなみに、距離短縮が成功してマイラーズCをレコード勝ちしたコンゴウリキシオーの場合は、次走の安田記念まで1ヶ月半の間隔を空けた。

 

③距離短縮で凡走した馬が間隔を空けずに距離を戻したら ”買い”

 

これは調教師が意図的に使うパターン。速いペースを一度経験させた後、それまでの距離に戻して楽なレースをさせるやり方である。
ある意味、ショック療法だが馬の苦しみを緩和させるには効果がある。
レースでは凡走しているので消耗度は比較的少ない。

 

馬自身が速いペースの間隔を覚えているうちに元の距離に戻してきたら、調教師が効果があったと見込んで使うものだと判断できるので ”買い”。

 

④距離延長で好走した逃げ・先行馬が次走も同条件に出てきたら ”買い”

 

スタートで前に行けなくなったり、最後まで息が保たずに止まっていた逃げ・先行馬が、距離を延ばすことで楽に走れるようになるパターン。
緩くなったペースとその馬の走るリズムが噛み合ったわけだから、これは ”適距離”と見なすことができる。

 

ただし、単騎逃げで好走した逃げ馬については、次走で距離経験の豊富な同型馬が出走してきた場合に限って ”消し”。競り合いや番手に控える競馬を経験していないからである。

 

⑤距離延長で好走した差し・追込馬が次走も同条件に出てきたら ”様子見”

 

ペースが緩いレースは、差し・追込馬にとって脚の使い所が難しい。一度の好走ではタマタマ展開がハマったということも考えられるので、それほど信用は置けない。

 

⑥距離延長で凡走した馬は次走がどんな条件でも ”消し”

 

ペースについていけなくなった馬に対して、楽なペースで行けるようにと考えるのが、距離延長の基本。したがって、そこでも見込みがないようならば、次走は同条件でも距離を戻しても ”消し”。

 

ただし、次の場合は一考の余地がある。

 

⑦距離延長で脚質変換の可能性をみせた馬が次走。距離を戻してきたら ”期待”

 

これも調教師が意図的に使うパターン。緩いペースの中で、それまでとは違った走法や息の入れ方を教え込むもの。
例えば、逃げ馬が控えて差し脚を使ったり、差し馬が大逃げを打ってみたり、それまでとは違った競馬をして ”これは?!”と思わせる場面があれば、次走はそのレースを基準とした異なった脚質での距離短縮となるので、好走する可能性がある。

 

 

 

距離変更について考える上で、最も大事なことは、「レース距離によってペースが変わる」ということ。そして、「ペースは馬の消耗度に影響する」ということ。調教師の使い方にも注意を払った方がいいだろう。

2020年9月29日 (火)

大型馬の距離短縮

●大型馬の距離短縮     小倉の馬券師T

 

穴馬券を獲る上で必須と言える概念、それが「距離短縮」だ。

 

前走との距離比較
△同距離 単79% 複81%
△延 長 単82% 複80%
〇短 縮 単84% 複85%

 

ご覧のように、単勝回収率、複勝回収率ともに「距離短縮」が最も高くなっている。(中略)その理由は、距離短縮の方が、馬が精神的に頑張れるからだ。馬は今日、自分が何メートルの距離を走るのか?など知る由もない。それで、前走の記憶を頼りにレースに挑むわけだが…想定していたよりも距離が短ければ、馬は精神的に楽になる。「もうすぐゴールが(思ってたより短いな)。もうちょいなら頑張れるぜ!押忍!」といった具合に、ゴール前のひと踏ん張りが効くわけだ。

 

距離短縮の3つの特徴

 

この「距離短縮」を私なりに分析したことがある。その結果、次のような特徴が明らかになった。

 

・距離の『幅』が大きいほど回収率が高くなる
・『短距離』で回収率が高くなる
・『大型馬』ほど回収率が高くなる

 

この中で一番重要なのは「大型馬ほど回収率が高くなる」だ。(中略)大型馬の距離短縮が有効な理由は、大型馬の方が、距離が短くなってパフォーマンスを上げる馬が多いからだろう。人間の場合でも、短距離のランナーは、筋肉質でガッチリしたタイプが多く、その分、体重は重くなる傾向にある。逆に長距離ランナーはスリムで細身な体型が多い。その分、体重は軽くなる傾向にある。

 

■大型馬(馬体重500キロ以上)
1400m以下 単88% 複85% 総数14008
1500m以上 単83% 複83% 総数27616

 

大型馬は、もともと(1400m以下の)短距離で回収率が高い。ならば、大型馬の距離短縮も『短距離』だけに的を絞れば、より効果的だ。

 

■大型馬 距離短縮 1400m以下 単100 複94 総数4230

 

(以下略)

 

 

 

2020年9月17日 (木)

●逃げ馬を当てる方法

●逃げ馬を当てる方法  メタボ教授

 

逃げる馬を100%当てることができれば、競馬は簡単に勝つことが可能です。有名な話、レースで、1コーナーを先頭で回った馬の回収率は100%を遥かに超えます。単勝回収率が198%、複勝回収率が140%と驚異的な数字です。
でも、あくまで「逃げた馬を買い続けた」時の数字であって、何が逃げるかが分かれば苦労はしません。
現実には前走で逃げた馬を買い続けても、回収率は80%未満です。

 

(中略)

 

それでは、逃げ馬の推測ポイントについて確認しましょう。逃げ争いというのは「ゲートからのダッシュ力(加速力)」「その後のトップスピード比べ」で決まります。(これはアナログで評価するしかありません)

 

ゲートからのダッシュ力(加速力)というのは、スタートから2完歩目までの動きです。上手い馬と下手な馬とでは結構な差がつきます。ここで、他馬をリードできる馬は「ゲートからのダッシュ力がある馬」として扱って下さい。その後のハナ争いはトップスピード比べとなります。

 

1.加速力はあるけどトップスピードが劣る逃げ馬
2.トップスピードはあるけど加速力が劣る逃げ馬

 

基本的にはトップスピードの高い方が有利ですが、枠順にも大きく左右されます。
トップスピードタイプの逃げ馬が内枠を引くと他の馬に外から被らされる危険性があります。そのため、外枠の方が安心です。
加速力タイプの逃げ馬は、どの枠でも包まれないですが、トップスピードタイプの逃げ馬との位置関係がポイントとなります。

 

 

 

Itidori_20200501003401

 

ゲートを出た直後だと①の馬(加速力)が前にいますが、その後②の馬(トップスピード)がハナを奪いに行きます。こうなると併せ馬となり、オーバーペースになりやすいです。

 

(ほか上記の①②が逆のパターン。、①②の枠順に離れてるケース(①②の逆パターン)は、略)

2020年9月10日 (木)

パドックの見方(2)

馬診ワンポイントアドバイス~VOL.5

 

パドック編~【総括】
①狙っているレース、注目しているレースがある場合は、できるだけ、パドック入場時の気配、しぐさを見る。
 その馬の性格が端的に現れて見える場合が多い。
 人が多くなり、テンションが上がってしまう前の、厩務員とのコミュニケーションを見るのだ。
 素直なのか、ヤンチャなのか、怖がりで臆病なのか、のんびり屋なのか、
 特に最初から入れ込んでいるのかどうかをチェックしたい。

 

②最初の1周目から見るのはそうそうできることではないが、
 馬券を購入後、発走までの数分間に人の少ないパドックを見ておくことをお薦めはする。
 やはり、早いうちは馬の率直な個性が出ているから。
 (ゴール前や指定席で、スタートをワクワクして待つのが楽しい人には、あえて薦めはしません。楽しみ方は人それぞれですから)

 

③厩務員をリードして引っ張っているか、あるいは厩務員に牛のように引かれているか、その両面で目立つ馬をチェック

 

④鞍下から腹肉が太くあふれていないかチェック。人間で例えるなら、ズボンのベルトから腹が出てしまっているかどうか、みたいなこと。

 

⑤グイグイ推進力ある馬をチェック。入れ込んでグイグイ行くのでなく、首を上下に振りながらリズムを取って歩くようなのがいたらOK。たいがい前の馬に追いついてしまい、パドックの外外を回るようになる。

 

⑥芝馬の場合は、グイグイ行きながら背中を基点に尻がテコのように持ち上がり、しなって動く。
後輪駆動のイメージ。脚長に見えるものも芝系。
 ダート馬の場合は、頭の位置が高くなり、背中はさほどしならない。
 前肢から胸板にかけて筋肉隆々に発達し、前肢の脚力で推進する前輪駆動のイメージ。

 

⑦芝レースであれば、後肢の踏み込みが外や内に斜めに流れないものをチェック。
横からでなく、なるべく縦の位置になるよう見るようにする。
 進んでくるところを斜め前から見続ける要領。
 
⑧後肢の蹄だけをじーっと見ていると、前の蹄とぶつかりそうになるか、全然離れているかがよく見えてくる。
 それで踏み込みが深いか浅いかチェック。
 ただしダート戦の場合は浅くても問題なし。

 

★★⑨コーナーに来た時、主に外側だが、踏み込んだ後肢の蹄が蹴り上がる瞬間、
 しっかり前へ蹴り進めるかチェック。
 ここでズルっと捻ったり横滑りする馬は、まずマイナスとみていい。←←【誰も指摘しないけれど、芝じゃ99.9%消えるよ。能力高い馬でも】
これは何周見ても同じく捻るのでよく判る。
 ただし、ダート戦の場合、芝と違って足元の弱さのごまかしが効くので、一概に消しとは言い切れない。
(能力差が高いと来てしまうのだ)

 

⑩後肢蹄のつま先を地面に擦る馬は消す。脚が上がっていかない証拠。
 同様に蹄が返らないやつも消す。例えるなら、運動靴を履いて踵を上げて歩く中に、サンダルを履いて歩くやつを見つけるみたいな感じ。

 

⑪ボロをするのは構わないが、ユルイのをしてる場合や後肢を汚しているやつは問題あり。
  内臓に弱さを抱えている。マイナス材料を内抱。

 

⑫矯正ハミや舌縛り、足元を厳重にかばったバンテージや、蹄や繋ぎの傷への薬品添付、にも注意。
  横鉄という蹄鉄に横一本の鉄があるのもダメ。丸鉄という、通常より丸く大きい蹄鉄もダメ。
  時々人気馬でもいるが、いいカモにさせてもらっている。
 蹄や体質の弱さといった何かしらの弱点をカバーするために、陣営も必死だということ。

 

⑬耳を後ろに向けている時は警戒心で怯えているか、気が弱いか。揉まれ弱いとみる。

 

⑭瞳が真っ直ぐ先を見据えてるような、集中しているやつがいい。
 キョロキョロしたり、興奮し過ぎて目がイッチャッてるやつは避けた方が無難。
 厩務員に甘えてるのも芳しくない。

 

⑮グイグイ前に行こうとする馬を、厩務員が行かせまいと引っ張っていると、体が後ろに後傾するようになる。∠字厩務員と言ってるタイプで、これに終始該当したら、絶対買う。

 

⑯毛艶の悪いのや背割れしてるのは論外

 

~簡単で恐縮ですが、こんなところ。書けばもっとあるが、多分言っても判らないと思う。
慣れれば以上のことくらいは、1周ごとに項目を決めて見ると、整理しやすい。
 慣れです慣れ。

 

~同時に気をつけて注意すると、こんなことも見えてくる~
  整理するのに慣れてきたら、時間が余ると思うので、そこで初めて単勝オッズを見る。
 自分の描いたランク付けと、世間の描いたランク付けとのギャップ、もしくは、同一度に気付く。
 そこで、穴レースか堅いレースか見えてくるわけだ。

 

馬体重も、自分が太いとか細いとか、判断してから見ると、「やっぱり・・・」と確信できるようになる。

 

 人気馬が揃って消しなどの場合は、返し馬で最終チェックに向かう時、内心ウハウハ気分です。
 

 

~慣れるには~

 

 午前中のレースなど、奇数番号のレース、あるいは偶数番号のレースだけといった具合に、
参戦レースに時間的余裕をもって臨めば、かなり慣れ習得するのが早くなると思う。
 午後のレースはそれなりにパドック時間が長くなるので、多少余裕はできる。

2020年9月 3日 (木)

的中率/回収率

【燕の穴】的中率回収率

 

 

 「的中率○○% 回収率○○%」

 

 「勝率/連対率○○% 回収率○○%」

 

 

・・・ってなのには、みんな弱いよね(^^;

 

 

こういった指標を考えるとき、注意したいポイントがありますぅ

 

まずは、そのアルゴが単一であるかどうか?ってこと。

 

例えば、超万馬券を狙うアルゴがあったとします。

 

「的中率5%回収率130%」

 

滅多に当たらんが当たったときにデカい、穴予想です。
当然、的中率がかなり低いです。

 

1レースあたりに1万円投資していたとしましょう。

 

ここに、付けたし馬券として

 

1,2,3人気の複勝を100円づつ加えたらどうでしょう。

 

さきほどの値は、

 

「的中率80%回収率129%」

 

みたいな感じに変わります。

 

 
 ―何かオカシイと思いませんか?

 

 

 

 

これは、

 

・的中率を稼ぐアルゴ
・回収率を稼ぐアルゴ

 

の2つが混同しているためです。

 

その的中率なり回収率の値は、嘘偽りのないものです。
しかしながら、実用性はあまりありません。

 

こういったものを考えるときは、実は

 

回収率100%以上の的中率
回収率120%以上の的中率
回収率150%以上の的中率

 

みたいな感じで捉えるのがベターかと思います。

 

 

 

話は、重複するところもあるわけだけど、

 

『データの収束値』について。

 

 

「的中率30%回収率120%」

 

という指標があったとして、その中身が

 

 

回収率 80%以下   ●●●●●
回収率 80~90%  ●●●●●●●●
回収率 90~100% ●●●
回収率100~110% ●
回収率110~120% ●●
回収率120~130% 
回収率130~150% ●
回収率150%~    ●

 

だったします。
現在のサンプル数は20ですが、これが100、200、500と増えたとき、

 

回収率120%は、どのような値に変わってくるでしょうか?

 

 

でわ、

 

回収率 80%以下   ●
回収率 80~90%  
回収率 90~100% ●●
回収率100~110% ●●●●
回収率110~120% ●●●●●●●●●●●●
回収率120~130% ●●●
回収率130~150% ●
回収率150%~    

 

でのサンプルではどうでしょう?

 

前者は、まだデータが収束値に達していないのに対し、後者は、ほぼ収束値と言えるでしょう。

 

同じ、的中率回収率でも、そのサンプルの分散度合いによって、その意味は大きく異なります。

 

『○○○○を買えば、的中率○○%回収率○○%』

 

競馬雑誌によく出ていることですが、額面どうりに捉えると痛い目に合います。

 

予想会社、予想家の成績も同様。

 

「的中率80%回収率150%」の予想家よりも

 

「的中率30%回収率120%」の予想家の方が

 

ずっと優秀なことがあります。

 

その理由は、今、述べたとおりです。

 

このようなことを踏まえて、

 

 「的中率○○% 回収率○○%」

 

 「勝率/連対率○○% 回収率○○%」

 

を見ると、また違ったものが見えてくるかも知れませんね(^ω^)

 

ま、それよりも何よりも大切なのは、そのアルゴの正当性なんだけどね=

 

2020年8月25日 (火)

パドックの見方(1)

【太い、細い、馬体重、毛艶悪い】

 

「馬は太いと走らない」これは相当嘘が入ってると思う。たしかに太くて馬体に張りが無かったらそりゃ動かねーけどさ。だけど多少太くたって体調が良ければ全然問題ないのよ。「絞れたら馬は走る」これも結構嘘だな。太めに見せる馬は得てして体型的なものが大きい。絞れてビッシリ?いやそれはガレたんだよってこともある。実際ダンツフレームは腹ボテでいつも太く見せる馬だったけど、それでもちゃんと走ってた。ところが休み明けの毎日王冠でスッキリした途端に走らなくなった。特有の腹目が無くなって、オレには枯れて見えた。推測だけど、ダンツフレームを支えていたのはあの腹袋なんだと思う。問題は体調が良いのか、悪いのか。太いとか、絞れる云々よりもこっちの方がはるかに重要なことだ。

 

競争馬の中には細い馬もいる。特に牝馬に多くて細くて、腹目が無くて、寂しくてって馬だ。パっとみて見栄えはまずしない。こういう体型の馬を「細い」で片付けたら、この馬が走るシーンで馬券を買うことは一切できなくなる。確かに重賞云々言う馬は少ないのが実情なんだけど、未勝利や条件クラスならこういう馬だって活躍できる場がいくらでもあるのだ。こういう馬はフックラして見せなくたっていい。どうせ腹目なんか戻りゃしないし、フックラ見せたらむしろ太目の時だってある。サクラヴィクトリアなんかがそういうタイプだな。この馬はいつだって細い。でも体調の良さってのはちゃんと馬体や動きに出てくるはずだ。そういうものを見抜けるかどうか。

 

馬体重の増減に過敏に反応する奴が多い。これも経験則でいうと、体重が10kg、20kgはたまた30kg増えようが減ろうが関係ない。大体どこが適性体重か?なんて新聞にはどこにも書いてないはずだ。そもそも馬のベスト体重なんてあるのか?筋肉が増えたのかもしれないし減ったのかもしれない。あるいは脂肪が増えただけかもしれないし、減っただけかもしれない。数字だけで馬の何が分かる?ってとこだと思う。馬を見ない奴に限ってこういう体重論を展開しやすい。

 

「毛艶が悪いと走らない」これも嘘。特に冬場ね。寒いから冬毛が出る。冬毛が出て何が悪い?だ。オレだって寒いと厚着するよ。元々毛艶を良く見せない馬もいるし、手入れの問題もある。牝馬なんかは筋肉の量が少ないんだから特に冬毛は出やすい。しょうがない、それが特徴なんだから。毛艶が悪い=体調が悪い、という方程式は経験的にも成り立たない。毛艶は各馬固有のものとして受け止め、本当に体調が悪いものと良いものとを見分ける目は必要だろう。

 

体重ではなく、馬の体型的な個性に騙されず、毛艶にも騙されず、しっかり馬の状態を見るにはやっぱり馬体の張りが一番だと思う。それと動きね。馬体の表面上がどうであれ、パンと詰まった張りの馬はなかなか裏切らない。動きを見れば体調面や仕上がりだって分かる。あとはそれぞれ、その条件にあった体型をしているか、動きをしているか、ってのが常に重要になってくるんだけど。

 

 

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【踏み込みのいろいろ】

 

 

まず「大きくしっかり踏み込んでいる馬がいい」ってこと自体が嘘。こういう動きの馬が「良い」というのなら、その馬はどこでも走ってしまうということになる。そんな馬いねーよ。パドックでの各馬の動きはそのまま返し馬、さらにはレースでの走法に繋がってくる。それぞれの馬の動き+体型的な特徴を組み合わせることでそれぞれの馬にできることと、できないことが決まってくる。どれが良いって訳じゃなく、そのレースで必要な動きをしているかどうかがポイントになる。

 

○硬い踏み込み

 

後脚の歩幅が狭い。パっと見、硬く見えるので、歩様が悪く見えるかもしれない。でもしっかりと「カチッ、カチッ」と力強く踏み込んでいる。筋肉が硬くて仕上がっているからこそできる動き。強さがないと踏み込みが浅い、あるいは甘い、という表現にしている。基本的には脚を速く回さなきゃいけないシーンでは有効な動きだといえる。

 

○広い踏み込み

 

後脚の歩幅が広い。パっとみ「歩様が良い」と見えやすい。じっさい力強さを伴っていれば良いんだけど、実はトモが流れてダラダラと広いだけだったりする。そうでなくても一概に「良い」と言えないのは、脚を速く回さなきゃならないシーンで完歩が広くてどーする?って状況。イコール脚が遅いということになりかねない。逆に荒れ馬場なんかで、後肢をバラけて蹴った方が効率が良いシーンでは良いことにもなる。ストライドが広がる=持続性が高くなる、だからね。

 

○踏み込み甘い・腰引ける

 

後肢の幅が狭くても踏み込みに力強さが無い場合は一度疑ってかかる必要性はある。蹴りが弱い可能性があるから。ただ蹴りが弱くても良いシーン、つまり脚の回転が速ければOKという状況があるならこれは悪いことではなくなる。「腰が引ける」というのは腰が甘かったり、トモが流れたりで、蹴りの強さがそのままスピードに変換されにくいことになる。こういう馬が特に先行したりすると大体「坂」で甘くなる。こういう馬をカバーする乗り方としては後方からジックリ行って、勢いをつけて坂に取り掛かることで、甘さをカバーすることは可能。その馬の脚質なんかが影響するってことだね。もちろん坂のないコースではこの限りじゃないけど。

 

 

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