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2020年10月 7日 (水)

距離短縮・距離延長の狙い目は次走

■距離短縮・距離延長の狙い目は次走    競馬のツボ 安東裕章

 

距離短縮と距離延長。それによって馬の走りが一変することがある。
しかし、距離を変えてきた馬が、そのレースで、どのような走りをするかを極めて困難だ。もとより、距離変更というのは、多くの場合、その馬の距離適性を模索しながら行うものである。馬の一番身近にいる調教師でさえ半信半疑なのだから、我々がそれ以上の確信を持てるわけがない。
そこで、ここでは、距離短縮、あるいは延長を試みたレースの結果から、その馬の次走の狙い方を考えてみたい。

 

①距離短縮で好走した差し・追込馬が次走も同条件に出たら ”買い”

 

これが最も基本的なパターン。距離短縮の成功例である。
それまでの距離では折り合いを欠いて序盤から掛かりっぱなしだった差し馬が、距離短縮でペースが速くなることによって、スムースに流れに乗るようになり、それまで以上の末脚を発揮できるようになる。

 

最大のメリットは馬自身が苦しくなくなること。

 

鞍上が無理に抑える必要もなくなり、速いペースに集中することで他馬に対してムキにならなくなるため、レースでの消耗がそれまでのより激減する。

 

このタイプが次走も同じ条件に出てきたら再び好走する確率が高い。
距離を戻す場合でも、1600Mから1200Mに短縮した後、1400Mを使って再び1600Mに戻すといったやり方ならば無理はかからない。

 

②距離短縮で好走した逃げ・先行馬が間隔を空けずに出てきたら ”消し”

 

距離が保たずに最後は止まってしまっていた逃げ・先行馬が、距離短縮によってスピードだけで一気に押し切ってしまうパターンが多い。
好走には違いないが、それまで経験したことのないハイペースをその馬自身が作るレースになるため消耗はかなり激しい。

 

このタイプが間隔を空けずに出てくる場合は疲れが残ってることが多い。ちなみに、距離短縮が成功してマイラーズCをレコード勝ちしたコンゴウリキシオーの場合は、次走の安田記念まで1ヶ月半の間隔を空けた。

 

③距離短縮で凡走した馬が間隔を空けずに距離を戻したら ”買い”

 

これは調教師が意図的に使うパターン。速いペースを一度経験させた後、それまでの距離に戻して楽なレースをさせるやり方である。
ある意味、ショック療法だが馬の苦しみを緩和させるには効果がある。
レースでは凡走しているので消耗度は比較的少ない。

 

馬自身が速いペースの間隔を覚えているうちに元の距離に戻してきたら、調教師が効果があったと見込んで使うものだと判断できるので ”買い”。

 

④距離延長で好走した逃げ・先行馬が次走も同条件に出てきたら ”買い”

 

スタートで前に行けなくなったり、最後まで息が保たずに止まっていた逃げ・先行馬が、距離を延ばすことで楽に走れるようになるパターン。
緩くなったペースとその馬の走るリズムが噛み合ったわけだから、これは ”適距離”と見なすことができる。

 

ただし、単騎逃げで好走した逃げ馬については、次走で距離経験の豊富な同型馬が出走してきた場合に限って ”消し”。競り合いや番手に控える競馬を経験していないからである。

 

⑤距離延長で好走した差し・追込馬が次走も同条件に出てきたら ”様子見”

 

ペースが緩いレースは、差し・追込馬にとって脚の使い所が難しい。一度の好走ではタマタマ展開がハマったということも考えられるので、それほど信用は置けない。

 

⑥距離延長で凡走した馬は次走がどんな条件でも ”消し”

 

ペースについていけなくなった馬に対して、楽なペースで行けるようにと考えるのが、距離延長の基本。したがって、そこでも見込みがないようならば、次走は同条件でも距離を戻しても ”消し”。

 

ただし、次の場合は一考の余地がある。

 

⑦距離延長で脚質変換の可能性をみせた馬が次走。距離を戻してきたら ”期待”

 

これも調教師が意図的に使うパターン。緩いペースの中で、それまでとは違った走法や息の入れ方を教え込むもの。
例えば、逃げ馬が控えて差し脚を使ったり、差し馬が大逃げを打ってみたり、それまでとは違った競馬をして ”これは?!”と思わせる場面があれば、次走はそのレースを基準とした異なった脚質での距離短縮となるので、好走する可能性がある。

 

 

 

距離変更について考える上で、最も大事なことは、「レース距離によってペースが変わる」ということ。そして、「ペースは馬の消耗度に影響する」ということ。調教師の使い方にも注意を払った方がいいだろう。

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